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おどるポンポコリンの冒頭、「なんでもかんでもみんな 踊りを踊っているよ」は量子の振動を示しているって話はしましたっけ?
さておき。近況報告です。
もはや書籍化したなろう作品だけでも100作品は軽くあるだろう昨今、なろうに潜らずにいるのはモグリだ、との天啓(オラクル)を授かったので、とりあえず十文字青の「大英雄が無職で何が悪い」を読みました。こういうところで先に商業デビューしてる作家の作品を選ぶあたりがセコい。しかしながら十文字青って今に至るまで1作も読んだことなかったので、私的にはなろう作家と同じスタートラインなんですよ。そして望外に面白かったので、薔薇のマリア1巻を買いました。
これで1巻が面白かったら残りも買おうと思ってるんですけど、電子単巻で買うか、電子合本で買うかが悩みどころです。
価格としてはどちらも大差ないんですけど、付与されるポイントが合本の方が多くて、実質40%OFFくらいになるんですよね。
しかしただでさえ「このシーンはこの本のここら辺」のようなザックリとした開き方がし辛い電子書籍において、全巻まとめて1ファイルになる合本はちょっとなんか手が出にくいです。キーワード検索なら電子書籍に間違いなく軍配が上がるんですけど、僕がしたいのは「なんとなーくここら辺!」なので、どうにもこうにも。
あと合本では「1冊読破した! 次!!」という快感が得難いのも問題でして、僕はこれによってモチベーションが左右されるから避けたいところです。
でも値段は魅力。
うーん、うーん、と悩むわけです。
まあ先に灰と幻想のグリムガルでも買い揃えますかね。
79 - 怒り
同名小説の劇場映画作品。
過去の殺人事件に対し、犯人候補が3人いて、それぞれを追いかけていくというあらすじ。その中の一組が大変にBLとして佳いとTwitterで見かけたので、まんまと見に行った。
最悪、妻夫木聡と綾野剛のセックスさえ見られればいいや、という気持ちで挑んだものの、いやいや、作品そのものが面白かった。本当にやられてしまった。
そしてそしてもちろん、目的としていた妻夫木綾野組が良質な暮らしBLとして最高というのも、この作品の面白さに拍車をかける。
タイトルの“怒り”というのは、いったいどこへ向けられたものなのか。また人を愛することとは。三組を通して投げかけられる問い、あるいは彼らの答えに心動かされた。そしてまた坂本龍一の音楽によって彩られることで、より人の心に迫るものになっているのは間違いない。
是非とも劇場で見て欲しい一作だ。
78
40度の高熱を出したときに光を見た話をします。
あれはもう10年くらい前の話になるんですけど、冬のいわゆるインフルエンザピークのときに高熱を出しまして、土日のことで、明けたら熱が下がって病院行ったらインフルエンザも終わりだから安静にするだけでいいよと薬も貰わなかったようなヤツでした。
その際に熱がピークになって40度近く、39.8度くらいまで上がったと思うんですけど、急に意識が遠のいて、フワッとして、光を見たんですね。
ははあ、これはよくある臨死体験とか神秘体験とか、そういうやつだな、と嬉しくなったんですけど、これによって宗教に目覚めたり神を信じたりとかはなかったです。
ただまあこの時の体験から、人間の脳はいとも容易くバグるし、環境を用意して状況が成立すればそのように壊れるんだな、と思ったものです。その後狐憑きとかを調べてその考えは補強されていくのですけど。
そんなわけで脳がバグってアクセルとブレーキを踏み間違えるのは間違いない気がするので車運転したくない(飛躍)。