元祖yajiri

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71 - ガンダムの話をします

鉄血のオルフェンズ第23話、最後の嘘にて、マクギリスがカルタに会いに行ったのってなんでなのかなー?って考えてたんですけど、あれってカルタが決闘以外の選択をしないよう、思考誘導するためだったんですね。前話でガエリオに対しても「アインに阿頼耶識を使うのは道理に反しない」となるよう、思考誘導してましたけど。

カルタにとってはマッキーの推薦で、マッキーから情報をもらうというだけで鉄華団との戦いに挑んだでしょうが、それだと部下からの忠言で罠を張り、鉄華団に打撃を与え、下手するとカルタが生き残ってしまう可能性があって、もしもを潰すためにカルタを励ましに赴いたのでしょう。大好きなマッキーに「まっすぐなところに憧れていた」と言われてしまえば、カルタが誇りにかけて正々堂々決闘を挑むのはマクギリスにとっては火を見るより明らかだったのではないでしょうか。

では何故カルタに死んでもらいたい、そして鉄華団に無事でいてもらいたいのか。それはマクギリスの目的が(真の目的のための手段という気もするけど)ギャラルホルンの変革で、その手段として鉄華団に暴れてもらい、被害を出し、テロリストに仕立て上げ、その鎮圧をもって組織への発言力を増すため。そういう筋道が考えられます。

鉄華団にカルタ殺しという汚名を着せることでギャラルホルンが動く意味を与えるのがまずひとつ。次にギャラルホルンによる鎮圧に激しく抵抗させ「こんな危険な事があるのでより強く弾圧しよう」と世論が動くよう、鉄華団には戦力を温存してもらいたい。あのマクギリスとカルタの短いやりとりで、それだけのことが達成できる。マッキーマジ策士。

ただまあ不確定要素としてアインと出会い、阿頼耶識を使ってしまったガエリオが、マクギリスの想定していた「坊や」としてのガエリオではなく、変化したガエリオになったことと、ビスケットを失った鉄華団の暴走がどれほどの勢いになるか。そこがマクギリスの策から零れ落ち、第二期への布石になるかなーと思います。

ガンダムの話をしました。