316 - 2020年アニメ10選
2020年は完走39本でした。
世間一般からすると見てる方だけど、アニメを見るオタクの中では見てない方ですね。
ではやっていきましょう。
- プリンセスコネクト!!Re:Dive
- ID:INVADED イド:インヴェイデッド
- 球詠
- 放課後ていぼう日誌
- ガンダムビルドダイバーズRe:RISE 2nd Season
- Lapis Re:LiGHTs ラピスリライツ
- GREAT PRETENDER
- 神様になった日
- アサルトリリィBOUQUET
- 体操ザムライ
プリンセスコネクト!!Re:Dive
「サイゲームスだからどーせ金に任せたリッチな作画で可もなく不可もないようなアニメなんだろ」などと言って大変申し訳ありませんでした!!
旅の始まりからその結末まで美しい一本の線を描きながら、数多くいるプリコネのキャラクターたちの紹介にもなるとても素晴らしいアニメーションでした。
金崎貴臣さんが監督・シリーズ構成・音響監督という八面六臂の活躍で、また金崎貴臣さんの経歴のスタートがアニメーターというのがビックリしてしまう程物語面での練り込みが上手かったです。いや、何様だって話なんですが。
プリコネReのキャッチコピーである「君ともう一度繋がる物語」というのを再構築して、ペコリーヌを柱にクランが家族へとなっていくような優しいお話で、その上アニメートもズバズバと動き、撮影も特徴的で、音のタイミングなんかもビタッとハマり、もう何から何まで面白かったです。
ID:INVADED イド:インヴェイデッド
まさか2020年に舞城王太郎の彼氏面して腕組することになるとは思ってませんでした。
おかげで読書熱が再燃してアニメ見る本数の減少にも繋がったのですが、いやー、めちゃくちゃ面白かったです。
脚本がちゃんとアニメの脚本になりつつも、ゼロ年代の新本格で、そこら辺はコミカライズをやってきたからこその蓄積があったりとかなんでしょうかね。
球詠
あまりにも面白くて最終的に原作に手を出しました。
企画のスタート時点からリソースが足りないのが見えてしまうような作品でしたが、その中でも野球部分をどうにか紡ぎ、キャラクター同士の掛け合いの面白さがしっかりと活きて「もっと見たい!」と思わせてくれるようになっていたのは見事でした。
放課後ていぼう日誌
あまりにも面白くて最終的に原作に手を出しました。2
趣味アニメで釣りという動きを描くことを省こうと思えばいくらでも省ける作品で、スゥっと鋭い作画が釣りとは関係ないところで出てきて面白い、というのはけっこう稀有な体験だったかもしれません。
ガンダムビルドダイバーズRe:RISE 2nd Season
COVID-19で休止期間があって、その間に一挙配信があり、フォロワーがオススメしていたのでビルドダイバーズから一気に見ました。タイミングがよかったです。
僕個人の感想としては1st Seasonや2nd Season前半が手放しに面白いとは言えませんでした。光るものはあるけれど、ビルドダイバーズが面白く、その勢いのまま一気に見たから耐えられただけで。
しかし最終回まで全部見てから見直すと1st Seasonも2nd Season前半もすべて必要で、ただビルドダイバーズの上に乗っているだけでなく、Re:RISEはRe:RISEでしっかりとテーマをやっていたんだなと分かるのはよかったですね。
ビルドダイバーズが「ゲームに本気になる」「ゲームを通して自分をビルドしていく」だとしら、Re:RISEは「本気になったゲームが現実になる」そして「現実を遊ぶ」でしょうか。
あらゆる要素の意味が繋がって立ち上がってくるのはとても気持ちよかったです。
Lapis Re:LiGHTs ラピスリライツ
なんかただのアイドル・トンチキ・アニメーションだと思って見ていたら、世界を背負って戦う魔女のアニメでした。
そしてトンチキだと思っていた全ての行動に意味があって、彼女たちが依って立つ世界を愛し、彼女たちを愛さずにはいられない作品でしたね。
GREAT PRETENDER
いつの間にか切られてて自分が死んでいることに気付けませんでした。面白すぎます。
神様になった日
麻枝准は相変わらず面白い事を確信するアニメでした。
一方で映像芸術の勉強が足りないなと思うのも事実で、そこら辺も相変わらずでしたね。
P.A.worksのアニメートによってかろうじて細い糸が繋がり切った超絶技巧で、そこは大変に満足しているし、また前々から「滑っている」と評されていたギャグも今回はパチっとハマってゲラゲラ笑いました。
もしも次回があればようやく映像を作る意味が頭の中にマッピングされたと思うので、そこを活かしたものを見たいですね。
アサルトリリィBOUQUET
動く鈍器。
敢えて言うならばあまりにも緻密に組まれているために塊だと思っていたものが全て分解可能で、そして分解されることを想定している、しかし塊の状態を眺めるだけでも面白い、という感じでしょうか。とんでもないアニメでした。
体操ザムライ
相似と相違の使い手。
似ているけど違うことをいくつも積み重ねていて、ひとつの図形を眺めたら相似の三角形が100個見つかる、みたいなアニメでした。
以上。